私は52歳の時にそれまで15年ちかく務めていた会社をリストラにあって辞めさせられました。
会社を辞めるまでの最後の2、3年くらいは、まわりの人間が少しずつ整理されていって、次は自分の番かな?などと日々ヒヤヒヤして、精神的にかなり辛かったです。
そして東日本大震災のあった年、ついに自分の肩たたきがありました。
会社の業績自体が非常に悪く八方塞がりな状態だったので、肩をたたかれて、ほっとしたというのも正直なところありました。
しかし、そのまま引退できるほどの経済的な余裕があるわけでもなく、次の就職先をさっそく捜さねばなりませんでした。
会社を辞めて失業保険をもらいながら、半年ほどたったころ、かつて仕事仲間だった人物から自分の会社の仕事を手伝ってくれないかと連絡がありました。
それは当時の私のとってはたいへんありがたい申し出だったので、二つ返事で了解し、彼の会社に業務委託のような立場で加わることになりました。
会社に毎日通うわけではなく、仕事的にはかなり自由度が高かったので、別の会社の仕事を合間に受注したり、保険の仕事なども平行しておこないました。
多少の紆余曲折はありましたが、まそんな感じのまま大きな変化もなく平穏無事に7年近くが過ぎました。
ところが今年、突然業務委託の打ち切りを伝えられました。
まったく前触れがなかったので、この知らせにはすごく驚かされました。
しかし、よく考えてみれば、この7年間はたいへんラッキーだったのです。
これからは、他人に頼らず自力で立っていかなければなりません。
まだショックが完全に去ったわけではないですが、気を取り直して、もう一度生活を立て直していこうと思います。
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