土日だけ1年間くらい派遣社員として某家電量販店で販売員のアルバイトをやったことがあります。
担当した商品はテレビでした。
私にとって店舗での販売という仕事は初めての体験だったこともあり、事前に派遣元の会社で簡単なテレビの知識のレクチャーを受けたものの、お客にテレビに関し突っ込んだ技術的なことを質問されてもはじめのうちは受け答えもままならず、けっこう多く苦労しました。
さらに家電量販店独自のルールなども知らないことばかりだったので、テレビの知識よりこちらのほうが覚えるまでは大変でした。
まあそうとはいえ、私が務めた家電量販店の店員さんたちは派遣社員に対して態度の穏やかな人たちが多く、人間関係的には恵まれていました。
家電量販店のなかには店員が高圧的で、職場環境が殺伐としたところもかなりあると聞いていたので、この点では助かりました。
また、私が務めた家電量販店は郊外のお客が少なめの店舗だったので、割り当ての販売ノルマも比較的低く設定されていて、忙しすぎててんてこ舞いということはほとんどありませんでした。
しかし、お客が少ないというのは良いことばかりではありませんでした。
ただじっと立ってお客を待っている時間が長く、二日目の仕事が終わって帰るころには足が痛くてたまらなくなりました。
エアコンなどの売り場ではお客さんが商品を購入すると、販売員は配送日や配送先などの書類を椅子に座って作成するので、その間に少し足を休めることができるんですが、テレビの場合は立ったまま書類を作成しなければなりませんでした。
だから、同じテレビ売り場の店員さんたちはほかの売り場と比べて、腰を悪くしている人たちが多かったです。
若ければともかく、50歳を過ぎると一日立ちっぱなしの仕事は本当にきついです。
警備員の仕事などでも立哨と巡回だけだとやはりきついと思います。
シニア世代がこの手の仕事に就くときは、立ち仕事と座り仕事のバランスなど労働環境をちゃんと調べておくことが大切ですね。
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