禁煙にトライはしたものの…

仕事を失って、真っ先にしなければならないと思ったのが禁煙でした。

大学から何十年ものあいだタバコを吸い続けてきた私はこれまで本気で禁煙しようと考えたことはありませんでした。

学生の頃から20代はハイライト、30代から40代がセブンスターで、50代くらいからはメビウスの6ミリを一日に大体1箱吸ってました。まわりの人間が健康を気遣って次々と禁煙していっても、自分には関係ないこととしてさほど気にしていませんでした。

しかし、現在メビウス6ミリは1箱480円なので、一日に1箱吸うと、一月で14400円、一年ではなんと172800円にもなります。
収入がなくなった現状でこれだけのお金が無駄に灰になっていくのは経済的に非常にきびしいです。

それで、健康面ではまったくその気にならなかったのに、経済的な要因が動機の禁煙はけっこう自分には向いているような気がして、2週間ほど前にきっぱりとタバコを止めてみました。

タバコを止めて1週間ほどは、自分でも意外なほどまったく苦になりませんでした。
体もなんだか軽くなったような気分になってきましたし、禁煙って思っていたより簡単じゃないかと自信が湧きました。

ところが10日目を過ぎたころ、どうしても吸いたくなったしまった時のために1箱だけタバコを家に買い置きしてたのですが、
考え事をしてイライラしたタイミングで、この買い置きタバコが少し気になり始めました。

そして、家族とあることで口論となったのをきっかけに、14日目にしてつい一本のタバコに手が出てしまいました。
この日はそのあと2本続けて吸ってしまいました。

せっかく二週間続けた禁煙がもろくも一瞬で破れたことに、けっこう落ち込みました。

やっぱり、禁煙っていうのは簡単じゃないことを痛感しましたね。

とはいえ、少なくとも2週間は継続できた禁煙です。
ここで諦めてしまわず、また禁煙を再開しようと思ってます。

最後に、大阪国際がんセンターの”禁煙をはじめようと思っている人へ(禁煙のノウハウ集)”の
この言葉には勇気づけられました。

あなたは、今までに何回程禁煙にチャレンジしましたか?

禁煙への過程は、よく、自転車の練習にたとえられます。
どういうことかと言うと、とっても運動神経が良くバランス感覚の優れた人はいざ知らず、たいていの人はいきなり自転車には乗れないですよね。
何度も転んでは、すり傷をつくり、時にはどぶに落ちて痛い目にあったり、あるいは車にぶつかって大けがをしたり・・・と、何度も失敗を重ねて、徐々に上手になっていくものです。
練習の方法も、人それぞれで、1人で黙々と練習するタイプの人もいれば、補助輪をつけて練習する人、兄弟や友人に教えてもらう人など、様々です。

禁煙も同じことです。
「さあ、禁煙しよう」と言って、すぐに禁煙に成功する人は少ないです。
自転車に乗るのと同じように、禁煙にも練習が必要です。
禁煙に成功した多くの人は、何回か禁煙を繰り返して、ようやく、長い期間継続して、たばこと縁を切った生活に慣れていっています。

今まで何度か禁煙をした事がある人。自分では気付いていなくても、
きっと、前よりも禁煙が上手になっているはずです。

練習の回数は、人それぞれです。自分はだめだとあきらめず、何度でも禁煙の練習をして下さい。

大切な事は、「いつか必ずたばこと縁を切るぞ!」と思い続ける気持ちなのです。

とにかく、禁煙は練習です。少しづつ”生涯禁煙者”への階段を上っていきましょう。

さて今度は何日間、禁煙を続けられるでしょうか。

http://www.mc.pref.osaka.jp/ocr/tobacco/index.html

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